ハタケゴケ  畑苔
[中国名] 钱苔 qian tai
[英名] glaucous crystalwort
[学名] Riccia glauca L.
ウキゴケ科  Ricciaceae ウキゴケ属
三河の植物観察
ハタケゴケ葉状体の表
ハタケゴケの葉状体の裏
ハタケゴケの若い葉状体の仮根
ハタケゴケ
ハタケゴケ拡大
 葉状体は灰緑色、長さ5~10㎜、幅1~2㎜の帯状、二又に分枝する。葉状体の先端に、中央が欠けた縁の盛り上がりがあり、先端中央に底の平らな葉状体の幅の1/3幅の浅い凹みがあるのが特徴。気室はない。背面には櫛の歯状に細胞が並ぶ。腹面には白色~褐色の仮根が密生し、腹鱗片は白色、膜状。胞子は直径70~90µm。遠心面の径上に7~8個の網目がある。
 よく似たミヤケハタケゴケはやや大きく、背面の溝が線状で明瞭。
 コハタケゴケウキゴケは葉状体の幅が狭く、約半分の幅しかない。
 冬に見られるのは幅が広いカンハタケゴケ
[分類] 苔類
[草丈] 0.5~1㎝(長さ)
[生育場所] 湿った畑、水田、土上
[分布] 在来種  日本全土、世界に広く分布
[撮影] 西浦町   10.10.2
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