ウキゴケ  浮苔
[中国名] 鹿角苔 lu jiao tai
[英名] crystalwort
[学名] Riccia fluitans L.
ウキゴケ科  Ricciaceae ウキゴケ属
三河の植物観察
ウキゴケ2
ウキゴケ3
ウキゴケ
 水草として観賞用に栽培されている。湿った水田などに生えるが、最近はでほとんど見られず、全国の絶滅危惧種Ⅰ類に指定されている。
 小形でコハタケゴケによく似ている。葉状体は淡緑色、細く、幅0.5~1㎜、まばらに1~数回二又に分枝し、かなり長くなる。気室が2~3層ある。胞子体は葉状体の中で成熟し、葉状体が腐ると胞子が散布される。胞子は直径75~90µm、遠心面上に4~5個の網目がある。
 コハタケゴケはロゼット状のコロニーを作り、葉状体が緑色で、短く、分枝が密。コハタケゴケは非常に多い。
 ミヤケハタケゴケは葉状体の幅が2~4㎜あり、背面の溝が線状で、明瞭。
[分類] 苔類
[草丈] 1~5㎝(長さ)
[生育場所] 池、水路、湿った水田
[分布] 在来種  日本全土、世界に広く分布
[撮影] 幸田町   05.11.5
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