テリハヤブソテツ  照葉藪蘇鉄
[学名] Cyrtomium laetevirens (Hiyama) Nakaike
Cyrtomium fortunei form. laetevirens Hiyama
オシダ科   Dryopteridaceae  ヤブソテツ属
三河の植物観察
テリハヤブソテツの先端の鋸歯
テリハヤブソテツの葉裏
テリハヤブソテツの葉裏2
テリハヤブソテツのソーラス
テリハヤブソテツ
テリハヤブソテツ羽片
 ヤブソテツの中に含められていたもののうち、葉表面に光沢があり、包膜が大きく、ヤブソテツには含有しないC-methylflavanones を含有することなどにより、品種又は別種として分類されるようになった
 葉質はヤブソテツより薄く硬い紙質で、光沢のある暗緑色。羽片はやや短く、基部は円形で、先が滑らかに細くなり、先端にヤブソテツと同様に鋸歯がある。ソーラス(胞子嚢群)は円形、全面に散在する。包膜はヤブソテツより明稜に大きく、灰白色。
 ヤブソテツ Cyrtomium fortunei は葉質が厚く、表面に光沢が無く、包膜がやや小さい。
 ヤマヤブソテツ Cyrtomium fortunei var.clivicolaも葉の表面に光沢が出るときがあるが羽片の数が少なく、羽片の幅が広い。
 オニヤブソテツ Cyrtomium falcatum 葉の表面に光沢のあり、包膜の中心部が黒くなる。
 ナガバヤブソテツ Cyrtomium devexiscapulae はオニヤブソテツに似て、葉の質がやや薄く、耳垂が無く、羽片基部が楔形。
[草丈] 50~100㎝
[生活型] 常緑性
[生育場所] 山地、低地
[分布] 在来種  日本全土
[撮影] 本宮山   04.5.7
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