根茎は塊状で、葉を叢生する。葉柄は長さ15~27㎝、 わら色、葉柄基部に黒褐色の鱗片を密につける。葉質は光沢のある革質、無毛。葉身は長さ22~35㎝、幅12~15㎝の広披針形、単羽状葉、頂羽片ははっきりし、耳垂(羽片基部の肩状部分)がある。羽片は全縁又は不規則で不明瞭な鋸歯がある。側羽片は10~20対、卵状長楕円形。ソーラス(胞子嚢群)は円形、全面に散在する。包膜は中心部が褐色~黒褐色になる。2n=82
葉に光沢がある類似の
ナガバヤブソテツは内陸部にも分布し、葉の質がやや薄く、耳垂が無く、羽片基部が楔形。
テリハヤブソテツは葉質が薄く、光沢があり、羽片が短く、基部が丸い。また、包膜の中心部は黒褐色にならない。