ホソバコケシノブ  細葉苔忍
[中国名] 长柄蕗蕨 chang bing lu jue
[学名] Hymenophyllum polyanthos (Sw.) Sw.
コケシノブ科  Hymenophyllaceae コケシノブ属
三河の植物観察
ホソバコケシノブの葉表
ホソバコケシノブ葉裏
ホソバコケシノブ葉裏2
ホソバコケシノブ
ホソバコケシノブ2
 根茎は直径0.2~0.3㎜、褐色~黒色、長く、細い針金状、褐色の毛をまばらにつける。葉柄は 0.5~4㎝離れてつき、長さ0.4~8㎝。葉身は長さ1~13㎝、幅0.3~5㎝の三角状卵形~倒卵形~披針形、2~3回羽状複葉。葉は1層の細胞層で、薄く、脈が見える。羽片は4~15対つく。裂片は幅が狭く、軸につく角度が約60度。最終裂片は長さ1~4㎜、幅0.8~1.5㎜、先が円頭。ソーラスは葉身の内側列片の先につく。包膜は2弁状で、全縁。2n=56
 コケシノブは裂片のつく角度が約30度。コウヤコケシノブは裂片に鋸歯がある。ミカワコケシノブは包膜の縁に欠刻状の著しい歯牙がある。
 アオホラゴケは葉柄に黒褐色の毛を密生する。葉の裂片の先がやや尖り、偽脈があり、包膜がコーヒーカップ形。
[草丈] 3~17㎝
[生活型] 常緑性
[生育場所] 湿った岩上、樹幹
[分布] 在来種   本州、四国、九州、熱帯、亜熱帯に広く分布
[撮影] くらがり渓谷    04.11.25
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