アオホラゴケ  青法螺苔
[別名] コケホラゴケ
[中国名] 长柄假脉蕨 chang bing jia mai jue
[学名] Crepidomanes latealatum (Bosch) Copel.
コケシノブ科  Hymenophyllaceae アオホラゴケ属
三河の植物観察
アオホラゴケのソーラス
アオホラゴケの偽脈
アオホラゴケのソーラス
アオホラゴケ
アオホラゴケ2
 根茎は黒褐色、直径0.5~1.2㎜、黒褐色の毛を密生する。葉柄は0.8~5㎝離れてつき、長さ0.5~3㎝、直径約0.5㎜、暗褐色~緑褐色。葉身は長さ2~10㎝、幅1~5㎝の楕円形~卵状長楕円形、2~3回羽状複葉。中軸や葉軸には翼があり、無毛。葉は1層の細胞層で、薄く、脈が見える。裂片は先がやや尖り、縁に沿って偽脈があるのが特徴。ソーラスは中軸に近い裂片の先に単生し、包膜は基部が鐘形で、上部は2弁状。
 ハイホラゴケは葉の幅がやや狭く、根茎の毛が褐色で、包膜がトランペット形。
 ヒメハイホラゴケは葉が混み合って立体的につき、包膜がコーヒーカップ形。
 ホソバコケシノブもよく似ているが、葉柄の毛が褐色でまばら。葉の裂片の先が円く、偽脈がなく、包膜が2弁状。
[草丈] 2~5㎝
[生育形態] 常緑性
[生育場所] 湿った岩上、樹幹
[分布] 在来種  本州中部(栃木、東海)、四国、九州、中国、台湾、インド、ブータン、ネパール、スリランカ、マレーシア、ベトナム、オーストラリア
[撮影] 王滝渓谷    04.11.7
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