茎は這い、不規則に分枝する。枝は葉を含めた幅が約1㎜。葉は長さ1.4~1.6㎜、幅0.59~0.86㎜の三角状卵形、先が長く尖り、葉縁には歯がある。枝葉より茎葉は幅が広く、枝葉の中肋は葉先に達するが、茎葉の中肋は葉先に達しない。葉身細胞は長さ36~55
µm、幅6~7μmの長偏菱(へんりよう)形。雌雄同株。蒴柄は長さ10~15㎜程度、赤褐色、上部のみにパピラがある。蒴は赤褐色の短い卵形。外蒴歯と内蒴歯はともに長さ約450μm。胞子は直径12~15μm。
n=10,11
葉先が尖る類似の
ハネヒツジゴケや
ツクシナギゴケは中肋が葉先のかなり下で終わる。
ハイゴケ科の
ミチノクイチイゴケ、
ヨコスカイチイゴケや
クシノハゴケは中肋が2叉して短い。
シノブゴケ科の
ノミハニワゴケは中肋が突出する。