ハネヒツジゴケ  
[中国名] 羽枝青藓 yu zhi qing xian
[英名] brachythecium moss
[学名] Brachythecium plumosum (Hedw.) Bruch et Schimp.
アオギヌゴケ科  Brachytheciaceae アオギヌゴケ属
三河の植物観察
ハネヒツジゴケの蒴
ハネヒツジゴケの葉
ハネヒツジゴケの葉
ハネヒツジゴケの葉
ハネヒツジゴケの葉基部
ハネヒツジゴケ葉
ハネヒツジゴケ
ハネヒツジゴケ葉先
ハネヒツジゴケ葉身細胞
 普通に見られる中形のコケ、淡緑色、光沢がある。茎は長さ4㎝以下、這い、不規則に分枝し、枝を斜上し、枝の幅は1~2㎜。葉は開出せず、乾いても縮れず、光沢があり、やや褐色を帯びた緑色。茎葉は長さ約2㎜(長さ1.80~1.85㎜、幅0.72~0.81㎜:China Moss)の披針形、鋭頭。葉縁には不明瞭なかすかな歯がある。葉の中肋は葉の長さの1/2~4/5。葉身細胞は長さ60~75μm、幅3~5μm(茎葉 長さ80~90µm、幅7~8µm:China Moss)の線形、薄壁。翼部の細胞は方形~短矩形で、区画は明瞭に分かれる。枝葉は長さ1.5~2㎜(長さ1.65~1.81㎜、幅0.47~0.59㎜:China Moss )、葉先が細長く尖る。雌雄同株。蒴柄は長さ1.5~2㎝、上半部にだけパピラがあり、蒴柄も蒴も赤褐色。蒴は横向きにつく。蒴歯は2列、完全。胞子は見られない。n=11
[分類] 蘚類
[草丈] 1~4㎝(長さ)
[生育場所] 低地の樹上、岩上
[分布] 在来種  日本全土、中国、ロシア、ヨ-ロッパ、北アメリカ、ニュージーランド
[撮影] 豊田市   05.3.6
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