植物体は小形~中形、緑色~黄緑色~古くなると褐色、織り交ぜたパッチをつくる。茎は長さ10㎜以下で、這い、不規則に羽状に分枝し、枝は長さ約5㎜。茎に舌状の毛葉を散生し、枝にも稀につく。中心束はある。茎葉は長さ1.5~2㎜、基部は卵形~広卵形針、先が披針形に細長く伸び、中肋は葉先から突出する。葉縁は外曲~平坦で、細歯がある。葉中部の葉身細胞は幅5~25µmの方形~扁菱形、厚壁、背面上端に1個の小さいパピラがある。先部の細胞は幅が狭く、平滑。枝葉は基部が卵形~狭卵形で、先が短い又は長い披針形。雌雄同株(China
Moss:雌雄異株)。蒴柄は長さ2~3(China Moss: 3~4)㎝、橙赤色、上部は初めは黄色 。蒴は傾き、横向きにつく。蒴帽は僧帽形。蒴歯は2列、完全(ハイゴケ形)。n=10
コメバキヌゴケはよく似ていて判別が難しい。コメバキヌゴケの葉身細胞はパピラが中央にある。