ノミハニワゴケ  蚤埴輪蘚
[中国名] 狭叶小羽藓 xia-ye xiao-yu xian
[英名] bryohaplocladium moss
[学名] Haplocladium angustifolium (Hampe et Mull. Hal.) Broth.
Bryohaplocladium angustifolium (Hampe et Mull.Hal.) R.Watan. et Z.Iwats.
シノブゴケ科  Thuidiaceae コバノキヌゴケ属
三河の植物観察
ノミハニワゴケ
ノミハニワゴケの蒴
ノミハニワゴケの蒴
ノミハニワゴケの葉縁
ノミハニワゴケの葉身細胞
ノミハニワゴケ
ノミノハニワゴケ拡大
ノミハニワゴケの葉片
 植物体は小形~中形、緑色~黄緑色~古くなると褐色、織り交ぜたパッチをつくる。茎は長さ10㎜以下で、這い、不規則に羽状に分枝し、枝は長さ約5㎜。茎に舌状の毛葉を散生し、枝にも稀につく。中心束はある。茎葉は長さ1.5~2㎜、基部は卵形~広卵形針、先が披針形に細長く伸び、中肋は葉先から突出する。葉縁は外曲~平坦で、細歯がある。葉中部の葉身細胞は幅5~25µmの方形~扁菱形、厚壁、背面上端に1個の小さいパピラがある。先部の細胞は幅が狭く、平滑。枝葉は基部が卵形~狭卵形で、先が短い又は長い披針形。雌雄同株(China Moss:雌雄異株)。蒴柄は長さ2~3(China Moss: 3~4)㎝、橙赤色、上部は初めは黄色 。蒴は傾き、横向きにつく。蒴帽は僧帽形。蒴歯は2列、完全(ハイゴケ形)。n=10
 コメバキヌゴケはよく似ていて判別が難しい。コメバキヌゴケの葉身細胞はパピラが中央にある。
[分類] 蘚類
[草丈] 0.5~1㎝
[生育場所] 低地の日当たりの良い地上、石垣、コンクリート、腐木上
[分布] 在来種  日本全土、朝鮮、中国、ロシア、インド、パキスタン、ベトナム、ミャンマー、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ
[撮影] 幸田町   05.2.20
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