ミズスギ  水杉
[中国名] 垂穗石松 chui sui shi song
[英名] nodding club-moss, staghorn clubmoss
[学名] Lycopodium cernuum L.
Palhinhaea cernua (L.) Vasconcellos et Franco
Lycopodiella cernua (L.) Pic. Serm. var. cernua
ヒカゲノカズラ科  Lycopodiaceae ヒカゲノカズラ属
三河の植物観察
ミズスギの胞子嚢穂
ミズスギの冬季の葉
ミズスギの葉芽
ミズスギ
ミズスギ冬
 山に近い水田の土手などで見られる。茎は主軸と側枝がある。主軸(匍匐茎)は直径1.5~2.5(葉を含めて4~6)㎜の円筒形、地表を横に這い、枝分かれして側茎(直立枝)が立ち上がる。葉は螺旋状につき、長さ約4㎜、幅約0.3㎜。直立枝は太く、高さは3~12㎝、幅は葉を含めて5~9㎜、葉は螺旋状に密生してつき、長さ3~5㎜、幅約0.4㎜。胞子嚢穂は長さ3~10㎜、幅2~2.5㎜、柄がなく、小枝の先に下向きに垂れるようにつくのが特徴である。胞子葉は重なり合ってつき、長さ約0.6㎜、幅約0.8㎜の卵状菱形、縁は膜質、不規則な歯がある。
 ヒカゲノカズラは胞子嚢穂に長い柄があり、直立する。マンネンスギは林下に生え、主軸が地中にある。
[草丈] 地を這う(長さ5~30㎝)
[生活型] 常緑性
[生育場所] 湿った向陽地
[分布] 在来種  本州(伊豆以西)、四国、九州、沖縄、中国、アジア~アメリカ~オーストラリア~ニュージーランド~太平洋諸島の熱帯、亜熱帯に広く分布、
[撮影] 幡豆町  05.9.23
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