マンネンスギ  万年杉
[中国名] 玉柏 yu bai
[英名] princess-pine , tree club-moss
[学名] Lycopodium obscurum L.
ヒカゲノカズラ科  Lycopodiaceae ヒカゲノカズラ属
三河の植物観察
マンネンスギ胞子嚢穂
マンネンスギ2
マンネンスギ2
マンネンスギ
 和名の由来は常緑で、杉に似ていることから。茎は主軸と側枝がある。主軸は地中を匍匐し、側枝はまばらに地上に直立し、樹木状に分枝する。ヒカゲノカズラ属の中で主軸が地中にあるのは珍しい。全体を上から見ると円形に広がる。葉は螺旋状につき、質がやや硬く、長さ3~4㎜、幅約0.6㎜の線形、鋭頭、全縁。胞子嚢穂は柄がなく、長さ2~3㎝、幅 4~5㎜、小枝の先に1個ずつつく。胞子葉は長さ約3㎜、幅約2㎜の広卵形。胞子嚢穂がない冬は、スギの若木とよく似ている。
 ヒカゲノカズラは日当たりのよい場所で主軸が地表を這い、群生し、胞子嚢穂の柄が長い。ミズスギは日当たりのよい場所に生え、主軸が地表を這い、直立枝が太く、胞子嚢穂が下向きに垂れる。
[草丈] 10~30㎝
[生育形態] 常緑性
[生育場所] 山地の林下
[分布] 在来種  日本全土、朝鮮、中国、ロシア、北アメリカ
[撮影] 茶臼山 05.5.29
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