地衣体は中実、樹枝状、岩上に着生し、直立する。高さ約3㎝、分枝の幅2~10㎜、扁平、緑白色。皮層は均一、長軸に沿う菌糸からなる。髄はくもの巣状、軟骨質の中軸を欠く。共生藻はトレブクシア。分枝の先端に粉芽をつける。エベルン酸、オブツザート酸、ウスニン酸を含む。
コフキカラタチゴケ(髄層K+)やニセコフキカラタチゴケ(髄層K-)は分枝の側面にソラリアがある。
ハマカラタチゴケ(サラチン酸含有)は粉芽がなく、幅が5~10㎜、分枝がほとんどない。
イソカタタチゴケ(サラチン酸を含無)は粉芽がなく、幅が1~2㎜。
カラタチゴケは樹皮に着生する。表面に白色の擬盃点が少数ある。