イソカラタチゴケ  磯枸橘木毛
[学名] Ramalina litoralis Asah.
サルオガセ科  Usneaceae カラタチゴケ属
三河の野草
イソカラタチゴケ2
イソカラタチゴケ3
イソカラタチゴケ
 地衣体は中実、樹枝状、岩上に着生し、直立する。高さ1~3㎝、分枝の幅1~2㎜、扁平、緑白色、擬盃点がある。皮層がある。髄層はくもの巣状、軟骨質の中軸を欠く。共生藻はトレブクシア。粉芽はつかない。ジバリカート酸、オブツザート酸、シュウ酸石灰を含む。写真はイソカラタチゴケモドキの可能性もある。
 イソカラタチゴケモドキは本州(太平洋岸)に分布する。イソカラタチゴケに似て石花酸、ラマニノール酸を含む。
 イワカラタチゴケは裂片の先に粉芽をつける。
 ハマカラタチゴケは粉芽がなく、擬盃点もない。
 カラタチゴケは樹皮に着生する。表面に白色の擬盃点が少数ある。
[分類] 子嚢地衣類(Ascolichens)
[生育形] 樹枝状
[大きさ] 高さ 1~3㎝
[生育場所] 海岸の岩上
[分布] 在来種  北海道、本州、四国、九州、小笠原諸島、台湾
[撮影] 田原市(渥美半島)岩上   07.6.30
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