地衣体は中実、樹枝状、岩上に着生し、直立する。高さ1~3㎝、分枝の幅1~2㎜、扁平、緑白色、擬盃点がある。皮層がある。髄層はくもの巣状、軟骨質の中軸を欠く。共生藻はトレブクシア。粉芽はつかない。ジバリカート酸、オブツザート酸、シュウ酸石灰を含む。写真はイソカラタチゴケモドキの可能性もある。
イソカラタチゴケモドキは本州(太平洋岸)に分布する。イソカラタチゴケに似て石花酸、ラマニノール酸を含む。
イワカラタチゴケは裂片の先に粉芽をつける。
ハマカラタチゴケは粉芽がなく、擬盃点もない。
カラタチゴケは樹皮に着生する。表面に白色の擬盃点が少数ある。