オオキジノオ  大雉の尾
[中国名] 华中瘤足蕨 hua zhong liu zu jue
[学名] Plagiogyria euphlebia (Kunze) Mett.
キジノオシダ科   Plagiogyriaceae キジノオシダ属
三河の植物観察
オオキジノオの葉表
オオキジノオの羽片基部
オオキジノオの葉脈
オオキジノオ
 根茎は斜上し、葉を叢生。葉は2形。栄養葉の葉柄は長さ(7)25~35(70)㎝、胞子葉の葉柄は長さ(9)40~75㎝と長い。葉柄と中軸の背は丸く、表面は平たく溝がある。胞子をつけない葉の葉身は長さ(11)20~60(135)㎝、幅 (7)12~30(40)㎝、 葉は革質。単羽状葉、下部の羽片には明瞭な柄があり、頂羽片のすぐ下の基部が沿着する側羽片がやや長く、頂羽片が明稜。上部の羽片の基部で中軸に接する部分(沿着)の幅が上側が狭く、下側は広い。胞子葉は直立し、葉身が長さ (9)20~50(80)㎝、幅(3)10~20(33)㎝、羽片が線形。胞子嚢群は中軸に沿ってつく。2n=260
 キジノオシダ Plagiogyria japonica は羽片の柄がほとんどなく、上部の羽片の基部で柄に接する部分(沿着)の幅が上側は広く、下側が狭い。
 タカサゴキジノオ Plagiogyria adnata は頂羽片がはっきりしない。羽片基部の上側だけが広く中軸に沿着する。
[草丈] 40~100㎝(大きいものは2m)
[生活型] 常緑性
[生育場所] 山地の林下
[分布] 本州(関東地方以西)、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、インド、ブータン、ネパール、ミャンマー、ベロナム、フィリピン
[撮影] くらがり渓谷  04.11.25
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