ナツノハナワラビ  夏の花蕨
[中国名] 蕨萁 jue qi
[学名] Botrychium virginianum (L.) Sw.
ハナヤスリ科 Ophioglossaceae  ハナワラビ属
三河の植物観察
ナツノハナワラビの胞子葉穂
ナツノハナワラビの胞子葉穂
ナツノハナワラビの小羽片表
ナツノハナワラビの小羽片裏
ナツノハナワラビ
ナツノハナワラビの胞子嚢
ナツノハナワラビの葉
ナツノハナワラビの羽片裏
 春 芽生え、秋に枯れる。根茎は短く直立する。栄養葉は茎の長さ15~35㎝、ほぼ無毛、葉身は長さ5~28㎝、幅7~30㎝、広五角形~やや三角形、3~4回羽状深裂し、淡緑色、薄く、柔らかい草質、羽片は先が尖り、有柄、小羽片の縁は鋭鋸歯。胞子葉は栄養葉の茎頂部につき、栄養葉の茎は胞子葉の共通柄(担葉体)となる。胞子葉は長さ10~30㎝の茎が直立し、穂は長さ10~20㎝の卵状三角形、3~4回羽状分岐し、柄がある。胞子嚢は球形~惰円形。胞子は表面が粗く、かすかにいぼ状。2n=184
 オオハナワラビフユノハナワラビは秋に芽生え、春枯れる。類似のナガホノナツノハナワラビは栄養葉の葉柄がなく、葉の切れ込みが浅い。
[草丈] 25~70㎝
[生育形態] 夏緑性
[生育場所] 林内、林縁
[分布] 在来種 北海道、本州、朝鮮、中国、ロシア、ヒマラヤ、中央アメリカ、南アメリカ
[撮影] 設楽町  07.5.20
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