コシダ  小羊歯
中国名] 芒萁 mang qi
[英名] scrambling fern
[学名] Dicranopteris pedata (Houtt.) Nakaike
Dicranopteris linearis (Burm. fil.) Underw.
ウラジロ科  Gleicheniaceae コシダ属
三河の植物観察
コシダの葉表
コシダの葉裏
コシダの羽片の表裏
コシダ
コシダ2
 ウラジロとともに普通に見られる。ウラジロより小さく、コシダと呼ばれているが、2分岐を繰り返し、何段にもなって高さ2mを超えることもある。
 根茎は直径2~3㎜、長く、匍匐する。葉は2分岐を1~3(5) 回繰り返し、節に1対の托葉状の羽片つける。最終の羽片は長さ15~25(35)㎝、幅4~8(10)㎝。 羽片は硬く、黄緑色、裏面は粉白色。鱗片は無く、毛もほとんどなく、葉縁や葉脈に赤褐色の毛はまばらに生え、早落性の毛が落ちると光沢がある。裂片は15~50対つき、長さ10~50㎜、幅2~4㎜、先は凹頭になることが多い。ソーラスは辺縁と中肋の中間に1列につく。胞子嚢は5~8(15)個。
[草丈] 50~200㎝
[生活型] 常緑性
[生育場所] 山麓、山地の日のあたる場所
[分布] 本州(福島県以南)、四国、九州、沖縄、中国、台湾、インド、ネパール、スリランカ、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア、オーストラリア
[撮影] 鳳来町 愛知県民の森   04.5.15
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