和名の由来は葉が乾くと葉縁が巻き込むことから。人里でよく見られる。
植物体は小形、茎は直立し、普通は長さ5㎜ほどであるが、長くなると1.5㎝になるものもまれにある。中心束がある。葉は上部に集まってつき、乾いて巻いた葉が濡れて開くと、葉の縁が鮮やかな黄緑色になり、小さな美しい葉のように見えることも多い。葉は長さ1.5~2㎜の広楕円形~広舌形、鈍頭、全縁。中肋は背腹両側にステライドがあり、葉先に達し、突き出る。葉身細胞は長さ5~8μmの丸みのある方形、薄壁、腹面はマミラ状、背面は平坦。雌雄異株。蒴柄は長さ3~8㎜。蒴は長さ1.2~2㎜の円筒形、直立し、帽の表面がねじれる。蒴歯はない。
ハマキゴケの無性芽は倒卵形~洋梨形。n=13
類似のカタハマキゴケは葉上部の1/2~1/3の縁に歯がある。無性芽がイガグリ状。