どこでも見られ、梅の木では特によく見られる。水分や養分を大気から取り入れ、二酸化硫黄濃度に影響されるため、大気汚染の指標植物とされている。
地衣体は葉状、背面が灰白色~灰緑色。葉状体は直径25㎝に達し、裂片は幅5~20㎜、先端が円く、背面中央に顆粒状~円筒状の裂芽を生ずる。腹面は縁が淡黄色~淡赤褐色で光沢があり、中央部は黒色、黒色の偽根を散生する。稀にしか子器はつかない。子器はレカノラ型。髄層は白色。スポットテスト 皮層:K+,
,髄: K- , C+赤色, P- 。二次代謝物質はアトラノリン、レカノール酸を含む。
キウメノキゴケは地衣体の背面が淡黄緑色~黄緑色、表面にしわがあり、粉芽がつくが、裂芽はつかない。