基本葉体は鱗片状、永存性。小鱗片は長さ4~10(28)㎜、幅2~5(12)㎜、覆瓦状につき、波状縁~円鋸歯。背面は灰緑色、腹面は白色。子柄は普通つかず、高さ4~10㎜、幅0.5~1㎜、単一まれに分枝し、粉芽はなく、鱗片もなく、盃もない。皮層は連続し、やや疣状。子器は枝の頂部に単生し、直径0.5~1㎜、凸面、褐色。スポットテスト C-
, K+赤色, KC-, P+黄色。二次代謝物質はノルスチクチン酸、homoheveadride 及び痕跡のconnorstictic acidを含む。
小鱗片が似たものは多く、子器が見られないと外観では判別が難しいものも多い。
セイヨウヤグラゴケ Cladonia. cervicornis
K-又はK+黄色から褐色に変わる, C-, KC-, P+赤レンガ色
子器は高く、盃がある。
Cladonia subcervicornis(和名なし)
K+黄色、P+ 赤色。子器に盃がある。
Cladonia sobolescens(和名なし) K-, P+赤色
ネジレバハナゴケ Cladonia strepsilis C+ 緑色。
小鱗片が小さい。子器は異なる。
ドテハナゴケ Cladonia caespiticia P+赤色
小鱗片は小さく、分枝し、顆粒状の粉芽をつける。
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