葉状地衣。岩上着生~樹上着生。地衣体は藍藻が共生し、青灰色~鉛色、薄い不透明な膜質、直径4~6㎝、不規則に分裂する。裂片は幅5㎜以下、厚さ40~120µm、縁に裂芽をつけ、鱗片状~小裂片になる。子器は稀、直径約3㎜、盤は赤褐色。
チヂレアオキノリ Leptogium cyanescens は世界に広く分布する。直径1~5(8) ㎝、不規則に分裂し、裂片は幅2~4㎜、厚さ35~110µm。裂芽があり、背から縁に密につき、円筒形~扁平、多くは小葉状になる。裂芽は単一又は分岐することもあり、地衣体と同色~濃色。子器は直径0.5~2㎜。盤は淡褐色~赤褐色。スポットテストは全て(-)。二次代謝物質は検出されない。
コナアオキノリ Leptogium pichneum は円筒状の裂芽をつける。