日当たりのよい場所を好み、低地ではアカマツ林などの地上に群生することが多く、低地に見られるものは子柄の先端が細く伸びるのが普通。ツンドラ地帯にも生え、冬期のトナカイ(reindeer)
の餌になっている。
基本葉体は顆粒状の痂状(かじょう)、皮層がなく、早期に消滅する。子柄は中空、直立し、高さ50~120㎜、幅0.8~1.8㎜、灰白色~黄色を帯びた白色~まだら又は褐色に汚れ、不同長に繰り返し分枝し、仮軸を形成する。皮層は厚さ約20µm。外髄と内髄があり、共生藻は外髄にある。子器
apothecia は枝先につき、小さく、レキデア型で果殻は炭化しない。胞子は1室、惰円形。スポットテスト 地衣体:K+黄色 , P+橙赤色~赤色。二次代謝物質は
アトラノリン、フマールプロトセトラール酸を含む。
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