ウチワゴケ  団扇苔
[中国名] 团扇蕨 tuan shan jue
[英名] tiny bristle fern
[学名] Crepidomanes minutum (Bl.) K. Iwats.
コケシノブ科  Hymenophyllaceae  アオホラゴケ属
ウチワゴケの若い葉
ウチワゴケの葉
ウチワゴケのソーラス
ウチワゴケのソーラス2
ウチワゴケのソーラス横
ウチワゴケ
ウチワゴケ葉脈
 和名は葉が円く、団扇(うちわ)のように見えることから。コケのようでシダの類とは思えないほど小さなシダである。
 根茎は直径0.2~0.3㎜の暗褐色~黒色の糸状、赤褐色~暗褐色の毛を密生し、不規則に分枝し、岩などを這う。葉柄は暗褐色~暗緑色、糸状、長さ1~10㎜、基部には毛が密生する。葉は間隔が3~12㎜離れてつき、葉身は長さ1~2㎝、幅0.5~1.5㎝の扇形~卵形、透けそうなほどたいへん薄く、しわがあり、縁が不規則に切れ込む。最終裂片は長さ1.5~8㎜、幅0.3~2㎜。 葉脈は縁に達する。ソーラスは辺縁につき、コップ状。2n=72,108,144
[草丈] 1~2㎝
[生育形態] 常緑性
[生育場所] 暖地の岩上、樹幹
[分布] 北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾、ロシア、インド、ブータン、ネパール、スリランカ、カンボジア、タイ、ベトナム、マレーシア、フィリピン、オ-ストラリア、アフリカ、太平洋諸島
[撮影] 新城市     06.2.25
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