オシダ  雄羊歯
[中国名] 粗茎鳞毛蕨 cu jing lin mao jue
[学名] Dryopteris crassirhizoma Nakai
オシダ科  Dryopteridaceae オシダ属
三河の植物観察
オシダの葉
オシダのソーラス
オシダの葉柄基部の鱗片
オシダ
オシダ冬
 根茎は短く塊状。葉は放射状に叢生し、大型。鱗片は密につき、褐色~濃褐色。葉はやわらかい革質。葉身は長さ50~120㎝、幅15~30㎝、2回羽状深裂~全裂、倒披針形で、下部の羽片は短く、狭披針形。葉脈は2分岐し、くぼむ。羽片は鈍頭~円頭、鈍鋸歯縁。ソーラスがつくのは上部の羽片だけであり、小羽片の縁と中肋の中間につく。包膜は全縁。夏緑性で冬は枯れるが、雪が降る頃までは弱々しく、広がって残っている。
 類似のミヤマクマワラビは全体にやや小さく、鱗片が黒褐色で、葉脈が単条、ソーラスが縁につく。。
[草丈] 70~150㎝
[生活型] 夏緑性
[生育場所] 温帯林の林床
[分布] 在来種  北海道、本州、四国、朝鮮、中国、台湾、ロシア
[撮影] 茶臼山     05.5.29
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