ヌリワラビ  塗蕨
[中国名] 轴果蕨 zhou guo jue
[学名] Rhachidosorus mesosorus (Makino) Ching
Diplazium mesosorum (Makino) Koidz.
イワデンダ科  Woodsiaceae ヌリワラビ属
三河の植物観察
ヌリワラビの葉表
ヌリワラビの葉裏
ヌリワラビ
 特徴のある美しいしだである。根茎は長く又は短く這う。葉柄は長さ20~40㎝、直径2~3㎜、赤褐色、漆塗りのように光沢があり、これが和名の由来である。中軸も赤褐色。葉身はやや光沢のある鮮緑色、草質、長さ30~40㎝、幅15~25㎝の三角形~卵状三角形、3回羽状複生。羽片には長さ2~4㎝の長い柄があるのも特徴。小羽片は8~15対つき、三角形、下部の小羽片には柄がある。ソーラスは中肋に接してつく。学名のメソソールムは中央にソーラスがあるという意味である。
[草丈] 50~70㎝
[生活型] 夏緑性
[生育場所] 山地のやや湿った林内
[分布] 在来種 本州、 四国、九州、朝鮮、中国
[撮影] 寸又峡  07.6.8
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