根茎は短く、葉を叢生。葉柄は長さ5~15(21)㎝、光沢があり、暗紫色~黒色。葉身は長さ12~14(28)㎝、幅2~3(3.6)㎝、披針形~線状披針形、単羽状葉、先が次第に細くなり、先端付近の無性芽をつける。羽片は多数つき、三角状長楕円形で、円頭。前側に耳が張り出す。ソーラス(胞子嚢群)は長楕円形で、耳の部分にもつく。2n=72,144,216,288
シモツケヌリトラノオ Asplenium boreale は羽片が丸味を帯び、先端の羽片が小型で、無性芽をつけない。
テンリュウヌリトラノオAsplenium shimurae は無性芽を数個つける。
ホウビシダは根茎が長く這い、葉が薄く、羽片の先が尖る。
カミガモシダAsplenium oligophlebiumは本州(新潟県、岐阜県以西)、四国、九州に分布する。羽片の幅が狭い。
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