ナンゴクナライシダ
南国奈良井羊歯
[中国名]
毛枝蕨 mao zhi jue
[学名]
Arachniodes miqueliana (Maxim.) Ohwi.
オシダ科 Dryopteridaceae カナワラビ属
奈良井は長野県の地名に由来する。
根茎は長く匍匐する。葉柄は赤褐色、長さ32~62㎝、直径5~6㎜、基部の鱗片は褐色。葉身は光沢のない緑色~濃緑色、薄い草質、長さ35~52㎝、幅26~35㎝の五角形、3回羽状~4回羽状浅裂~中裂、最下羽片の下向き第1小羽片が発達する。羽軸や小羽軸の裏面には鱗片が多い。小羽軸の表面には針状の毛が密生する。ソーラス(胞子嚢群)はやや大きい。包膜は全縁。
ホソバナライシダは夏緑性で、小羽軸表面の毛が少ない。
[草丈]
30~60cm
[生育形態]
常緑性
[生育場所]
陰湿な林下
[分布]
在来種 本州、四国、九州(中部地方以北)、朝鮮、中国
[撮影]
猿投山 04.12.24
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