日本産などのミツデウラボシ属 Crypsinus はセリゲア属 Selligueaに含められるように整理された。
根茎は直径2~3㎜、密に鱗片がある。鱗片は赤褐色、長さ約5㎜の披針形。葉柄は長さ2~20㎝、直径1~2㎜、硬質、無毛、わら色で、下部は紫褐色。葉身は紙質~草質、両面とも無毛、長さ2~20㎝、幅1~2㎝の単葉~3出葉、葉の基部の幅が最も広く、縁に刻み目(ノッチ)がある。中肋と側脈は明瞭で、細脈は不明瞭。葉裏は粉白を帯びる。ソーラスは直径2~3㎜の大きい円形で、中肋寄りにつき、裏全面につく。
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