クモノスシダ  蜘蛛の巣羊歯
[中国名] 过山蕨 guo shan jue
[学名] Asplenium ruprechtii Kurata
チャセンシダ科  Aspleniaceae チャセンシダ属
三河の植物観察
クモノスシダの葉表
クモノスシダの葉裏2
クモノスシダ
クモノスシダ葉裏
 和名の由来はくもの巣を張ったよう に葉を伸ばすことから。石灰岩質を好み、岩の隙間に生え、小形。根茎は直立する。鱗片は黒褐色、狭三角形、全縁。栄養葉は小さく、葉柄が長さ1~3㎝、葉身が長さ1~2㎝、幅0.5~0.8㎝、単葉、葉幅は一定ではなく、葉の先端を細長く伸ばし、葉の先に不定芽を生じて増える。栄養葉は大きく、葉柄が長さ1~5㎝、葉身は長さ10~15㎝、幅0.5~1㎝、先が長さ3~8㎝の 鞭状に伸びる。 ソーラスは線形~楕円形、中肋の両サイドに不規則に2列に並ぶ。2n=72
[草丈] 5~15㎝
[生活型] 常緑性
[生育場所] 林下の崖、石垣、石灰岩地
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア
[撮影] 石巻山  06.3.26
TOP Back