クマワラビ  熊蕨
[中国名] 狭顶鳞毛蕨 xia ding lin mao jue
[学名] Dryopteris lacera (Thunb.) O.Ktze.
オシダ科  Dryopteridaceae オシダ属
三河の植物観察
クマワラビの葉裏
クマワラビのソーラス
クマワラビの葉表
クマワラビの葉柄の鱗片
クマワラビ"
クマワラビ葉先裏"
 根茎は短く、葉を叢生する。葉柄基部の鱗片は密につき、褐色~赤褐色。葉身ははやや厚い草質、長さ40~70㎝、幅15~30㎝の楕円形~長楕円形、2回羽状複葉、下部の羽片はやや幅が狭くなる。羽片は上端部のソーラスをつける小さい部分と、ソーラスをつけない大きい部分の2つに分かれる。ソーラスをつけない羽片は長楕円状披針形で、下部の裂片は基部の両側が耳状に膨らむ。ソーラスは先端の縮小した部分の裏面全面につき、胞子を出すと枯れてしまう。包膜は円腎形。
 オクマワラビはソーラスが葉の上部半分の羽片につき、羽片が下部でも狭くならない。
[草丈] 40~80㎝
[生活型] 常緑性
[生育場所] 山地の林下、林縁、道端
[分布] 在来種  北海道(奥尻島)、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾
[撮影] 稲武町     04.7.4
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