カラクサイノデ 唐草猪の手 
[別名] シノブイノデ
[英名] Attu holly fern
[学名] Polystichum microchlamys (H.Christ) Matsum.
オシダ科  Dryopteridaceae イノデ属
カラクサイノデの葉表
カラクサイノデの葉裏
カラクサイノデのソーラス
カラクサイノデ
 葉は斜上して、叢生。葉柄は葉の長さの1/8~1/4 、葉身よりかなり短い。鱗片は薄い紙質、淡褐色で上部のものほど赤みがかり、幅が狭い。葉身は長楕円状披針形~広披針形で2回羽状浅~中裂し、羽片は長さ3~13㎝、中部のものが最も大きく、下部の羽片は収縮する。小羽片は卵形、鋭頭で、浅~深裂し、基部は翼状に流れ、裂片の先は芒状に尖る。ソーラスは羽片の中肋寄り。包膜は全縁~波状縁。2n=164
 Polystichum rufopaleaceum 红鳞耳蕨( hong lin er jue) は中国に分布し、よく似ている。鱗片が赤褐色。下部の羽片が収縮せしない。広義にはこれに Polystichum microchlamys を含むとする見解もある。
[草丈] 60~90㎝
[生育形態] 夏緑性
[生育場所] やや湿った林床
[分布] 在来種 北海道、本州(中部地方以北、鳥取県)、カムチャッカ半島、アラスカ
[撮影] 駒ケ岳  06.7.2
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