イヌシダ  犬羊歯
[中国名] 细毛碗蕨 xi mao wan jue
[学名] Dennstaedtia hirsuta (Sw.) Mett. ex. Miq.
コバノイシカグマ科 Dennstaedtiaceae コバノイシカグマ属
三河の植物観察
イヌシダの栄養葉
イヌシダの胞子葉裏
イヌシダのソーラス
イヌシダ
イヌシダの葉
 夏緑性だが、暖地では秋葉は冬を越す。全体に白色の軟毛を開出し、小型。根茎は匍匐し、短く、灰色の長毛を密生する。葉柄は長さ9~14㎝、直径約1㎜、わら色で、灰色の長毛が密生する。中軸も同色、毛が密生する。葉はやや2形。胞子葉は直立しやや長く、栄養葉は横に広がる。葉身は長さ10~20㎝、幅4.5~7.5㎝、黄緑色、草質、毛が密生し、披針形、2(~3)回羽状中裂~深裂、縁が鋸歯状になる。胞子葉は裂片の縁にソーラスをつけ、包膜はコップ状、有毛。
 コバノイシカグマは小さいときに似るが、葉幅が広い。オウレンシダは無毛で、光沢がある。
[草丈] 20~40㎝
[生活型] 夏緑性
[生育場所] 日当たりのよい岩隙、土手
[分布] 在来種  日本全土、朝鮮、中国、台湾、ロシア
[撮影] 鳳来町     04.3.21
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