ヒメイタチシダ  姫鼬羊歯
[中国名] 棕边鳞毛蕨 zong bian lin mao jue
[学名] Dryopteris sacrosancta Koidz.
オシダ科  Dryopteridaceae オシダ属
三河の植物観察
ヒメイタチシダの葉表
ヒメイタチシダの葉裏のソーラス
ヒメイタチシダの葉柄の鱗片
ヒメイタチシダ
ヒメイタチシダ葉裏
 根茎は短く、斜上し、黒褐色の鱗片が密生し、やや叢生する。葉柄は長さ15~20㎝、 緑色~わら色、基部の鱗片は光沢がある黒色で、縁が白~淡褐色になることも多い。葉身は質が薄く、やや硬い紙質、黄緑色、光沢がほとんどないのが普通だが、質が厚くなる場合や光沢がある場合など変異も多く、長さ25~30㎝、幅15~20㎝の五角状卵形、3回羽状複生、最下羽片の下向き第1小羽片が大きい。羽片は10~13対つき、重なり合う傾向がある。最下の羽片が最も大きく、長さ13~18㎝、幅7~10㎝、長さ8~10㎜の柄がある。 小羽軸の裏側の袋状鱗片は少なく、基部が幅広い鱗片も混じる。ソーラスは中間性~やや辺縁寄りにつく。包膜は円腎形、全縁~微細不整歯。n=123
 ヤマイタチシダは鱗片が長く、黒褐色で、葉色が暗緑色。
[草丈] 40~80㎝
[生活型] 常緑性
[生育場所] 乾いた道端、土手
[分布] 在来種  本州(東北地方以西)、四国、九州、朝鮮、中国
[撮影] 田原市  07.6.16
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