ヒカゲワラビ  日陰蕨
[中国名] 中华双盖蕨 zhong hua shuang gai jue .
[学名] Diplazium chinense (Bak.) C.Chr.
イワデンダ科  Woodsiaceae ノコギリシダ属
三河の植物観察
ヒカゲワラビの葉表
ヒカゲワラビの葉裏
ヒカゲワラビのソーラス
ヒカゲワラビ
 根茎は黒褐色、直径5~8㎜、短く匍匐する。葉柄は長さ20~50㎝、直径2~3㎜、 緑色、下部は黒色を帯び、基部の鱗片は黒褐色、狭披針形、刺は無い。葉身は光沢が無く、柔らかな草質、鮮緑色、長さ30~60㎝、幅25~40㎝、三角形、3回羽状複生~4回羽状中裂。羽片は13対以下、最下の羽片が最も大きい。裂片は隣との間がわずかに離れる程度で、裂片の両側はほぼ平行。ソーラスは線形で中肋寄りにつく。包膜は全縁。2n=82,164
 類似のオニヒカゲワラビは大型で、鱗片に刺があり、裂片が隣と接していて鋸歯が目立ち、包膜の縁が不規則に細裂する。
[草丈] 50~100㎝
[生活型] 夏緑性
[生育場所] 低山地のやや乾いた林下
[分布] 在来種  本州(茨城県~新潟県以西)、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、ベトナム
[撮影] 蒲郡市     04.11.7
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