アイアスカイノデ  
[学名] Polystichum longifrons Kurata
オシダ科  Dryopteridaceae イノデ属
三河の植物観察
アイアスカイノデの葉表
アイアスカイノデの葉裏
アイアスカイノデの葉裏
アイアスカイノデ
アイアスカイノデ鱗片
 根茎は塊状、葉を放射状に斜上又は直立する。葉柄基部の鱗片は披針形で、わずかな鋸歯があり(ほぼ全縁)、褐色で中央部は暗褐色になる。葉身は狭披針形。2回羽状複葉、葉先がやや肩状になって細くなる。葉色は深緑色でイノデより濃い。葉柄はイノデよりあきらかに長い。中軸の鱗片は糸状で辺毛がある。胞子嚢群(sorus, sori)は小羽片の辺縁寄りにつき、耳の下側に優先的につく。2n=164
 イノデは葉がやや倒れて斜上し、葉柄が短く、葉柄基部の鱗片は明褐色で、幅が広い。胞子嚢群は小羽片の中肋と辺縁の中間につく。
 アスカイノデも胞子嚢群が耳の下側に優先的につくが、小羽片の中肋と辺縁の中間につき、葉柄基部の鱗片が細く、全体に暗褐色で、鋸歯がなく、先がねじれる
 カタイノデは葉柄基部の鱗片が黒色で硬く、光沢があり、縁が淡色になる。
[草丈] 30~60㎝
[生活型] 常緑性
[生育場所] 平地、低山地に普通
[分布] 在来種(日本固有種)  本州(岩手県以南)、四国、九州
[撮影] 設楽町池場   07.6.2
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