葉状体は灰緑色、長さ3~10㎝、幅7~15㎜、横に這い、縁が波打つ。腹鱗片は紫色、腹全面に6列、最も内側の1列は線形、2列目が歪んだ三日月形で最大となる。腹鱗片の付属物は円形、縁に鋸歯がある。気室は1層。気室孔は樽形、底の細胞はT字形。無性芽器は杯状体と呼ばれ、葉状体の背面につき、外面に小乳頭がある。雌雄異株。雄株につく雄器床は浅い円盤状。雄株より雌株の方が圧倒的に多い。雌器托は年2回作られ、初夏と初冬に成熟する。雌器床は8~10深裂し、破れ傘のように見える。この傘の下に造卵器があり、胞子体から胞子を出す。胞子を出す時期には傘が上にもちあがる。n=9
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