ツルチョウチンゴケ  蔓提灯蘚
[中国名] 侧枝匐灯藓 ce zhi fu deng xian
[学名] Plagiomnium maximoviczii (Lindb.) T.J.Kop.
チョウチンゴケ科  Miniaceae ツルチョウチンゴケ属
三河の植物観察
ツルチョウチンゴケの蒴
ツルチョウチンゴケの雄花盤
ツルチョウチンゴケの葉
ツルチョウチンゴケの葉先
ツルチョウチンゴケの葉基部
ツルチョウチンゴケ
ツルチョウチンゴケ葉
ツルチョウチンゴケ葉身細胞
 一次茎は匍匐し、多くの仮根がつき、不規則に側方に分枝する。二次茎は直立し高さ1~2㎝、基部に長さ0.8~1.2㎝の枝が曲がってつき、葉はほぼ水平近くにつく。葉は長さ5~6㎜の舌形、円頭、先端に微突起があり、葉身が弱く波打つのが特徴である。葉縁には2~4細胞列の明瞭な舷があり、全周に歯がある。中肋は葉先に達し、中肋の横の細胞が大きい。中部の葉身細胞は長さ12~25μmの丸みのある方形、平滑、厚角。基部の細胞は長方形で大きい。雌雄異株。雄株には雄花盤ができる。蒴柄は長さ1.5~3.5㎝。蒴は水平~下垂し、長さ2.8~4.0㎜、幅1.2~1.8㎜の円柱状の卵形。蓋にはやや長い嘴がある。n=6,7
[分類] 蘚類
[草丈] 1~2㎝(長さ)
[生育場所] 山地の湿った岩上
[分布] 在来種  日本全土、朝鮮、中国、ロシア、インド
[撮影] 本宮山   04.5.26
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