オオシラガゴケ  大白髪蘚
[中国名] 疣叶白发藓 you-ye bai-fa xian
[学名] Leucobryum scabrum Sande Lac.
アブラゴケ科  Hookeriaceae アブラゴケ属
三河の植物観察
アブラゴケの葉
アブラゴケの葉2
オオシラガゴケ
 大形で、茎が長さ5㎝以上になる。茎は直立又は横に這い、房状に固まって岩上に生える。中心束はない。葉は白緑色~灰緑色、披針形、長さ約10㎜(5~8㎜:Moss China、葉の先が細くなり、波打つように見える。葉の中部~上部の背面に大形の刺状のパピラがある。葉の基部の細胞は狭い長方形、透明で、7~8細胞層あり厚く、中央部は2~3細胞層で薄く、中央部がくびれたように見える。雌雄異体、蒴はほとんどつかない。蒴柄は長さ2.5~3.2㎝、蒴は長さ1.6~1.8㎜の卵形~楕円形といわれている。
[分類] 蘚類
[草丈] 5~10㎝
[生育場所] 山地林下の岩上
[分布] 在来種  本州、四国、九州、沖縄、中国、マレーシア、タイ
[撮影] 愛知県民の森   04.2.19
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