オオハリガネゴケ  大針金蘚
[中国名] 拟三列真藓 ni san lie zhen xian
[英名] common green bryum moss
[学名] Bryum pseudotriquetrum (Hedw.) Gaertn.
ハリガネゴケ科  Bryaceae  ハリガネゴケ属
三河の植物観察
オオハリガネゴケの葉
オオハリガネゴケ
オオハリガネゴケの葉先
オオハリガネゴケの葉基部
オオハリガネゴケ
オオハリガネゴケの葉
オオハリガネゴケの葉身細胞
 中形~大形で、高さ10~30(50)㎜。 茎は長さ2~10㎝、赤く、茎の下部には黒褐色の仮根が多い。葉は乾いても捻じれははっきりせず、下部の葉は卵形、上部の葉は長さ約2.7㎜(2~3.5㎜)の楕円状披針形~卵状披針形、幅は中部以下が最も広い。中肋は太く、古くなると赤色を帯び、葉先に達するか又は葉先から短く突き出る。葉縁に、上部は1~3細胞列、下部は4~5列の幅の広い舷がある。中部の葉身細胞は長さ40~50μm(China Moss:20~50µm×10~18µm)の菱形~六角形。細胞壁は薄く、下部の細胞は壁がやや厚く、くびれがある。雌雄異株。蒴柄は赤褐色、長さ4~5㎝(China Moss:2~3㎝)。蒴は棍棒形で、水平から下垂する。蒴帽は僧帽形。胞子は直径12~18 µm
 ハリガネゴケは葉が長さ2.5(3)㎜以下とやや小さく、幅が中部以上で最も広く、舷の幅が広く、葉先の中肋の突出がより長い。
[分類] 蘚類
[草丈] 1~5㎝
[生育場所] 湿った土上、岩上
[分布] 在来種  日本全土、世界に広く分布
[撮影] 幸田町神社境内の縁石上  10.3.14
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