茎は斜上し、葉をややまばらにつける。葉は長さ約2.5㎜の卵形で、葉の基部が茎に長く下垂する。中肋は太く、葉先から長く芒状に突き出る。葉縁には2~3列の長い細胞からなる不明瞭な舷がある。葉身中部の細胞は長さ40~60μmの六角形。細胞壁は薄い。雌雄異株。蒴柄は長さ3~4㎝。蒴は洋梨形で、頸部が短く、下垂する。胞子は直径12~16μm。
ハリガネゴケは葉の基部が茎に下垂せず、葉縁の舷が明瞭。また、蒴が円筒形。
湧水で濡れた場所に生え、ヌマハリガネゴケと同定したが、蒴がなく、情報不足で、確定はできていない。