ネズミノオゴケ  鼠の尾蘚
[中国名] 鼠尾藓 shu wei xian
[英名] Maximowicz's myuroclada moss
[学名] Myuroclada maximowiczii (Borcz.) Steere et W.B.Schofield
アオギヌゴケ科  Brachytheciaceae ネズミノオゴケ属
三河の植物観察
ネズミノオゴケの枝
ネズミノオゴケの枝
ネズミノオゴケの葉基部
ネズミノオゴケの葉身細胞
ネズミノオゴケ
ネズミノオゴケ葉
ネズミノオゴケ葉先
 和名の由来は鼠の尾に似ていることから。植物体は中形、鮮緑色~淡緑色、マットをつくる。茎は這い、長さ8㎝以下、不規則に分枝し、枝が立ち上がる。枝は葉が密に覆瓦状につき、円柱状、光沢がある。枝葉は長さ1.5~2㎜(China Moss : 長さ1.0~1.5 ㎜、幅0.8~1.2㎜ )のほぼ円形で、丸く凹む。葉先は円頭か、又は小突起状に尖り、全周に微歯がある。中肋は葉長の1/2~2/3。葉中部の葉身細胞は長さ35~45µm(China Moss :長さ25~40µm、幅5~8µm)の菱形~長菱形。雌雄異株。蒴柄は長さ15~25((China Moss : 10~30) ㎜、赤褐色、平滑。蒴は傾いてつき、円筒形、非相称。蒴歯は2列。内蒴歯は外蒴歯とほぼ同長。n=10,11
[分類] 蘚類
[草丈] 2~4㎝(長さ)
[生育場所] 地上、岩上、木の根元、コンクリート溝中
[分布] 在来種  北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア、ヨーロッパ、北アメリカ
[撮影] 王滝園地   05.4.16
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