植物体は中形、白色を帯びた黄緑色。茎は長さ4~5㎝、這い、不規則な羽状に分枝し、枝は斜状し、葉は丸くつき、ときに枝先は長く伸びてひも状になる。茎葉は長さ約2.5㎜(China
Moss : 長さ1.71~2.30㎜、幅0.79~0.90㎜) の卵形で、深い縦しわがあり、先が急に長く尖り、葉縁は全縁又はわずかに細かい歯がつく。枝葉は茎葉と同形で、長さ約1.5㎜(China
Moss : 長さ1.26~1.35㎜、幅0.45~0.54㎜)。中肋は細く、長さが葉長の1/2~2/3。葉身細胞は長さ40~60μm、幅約5μm(China
Moss : 長さ72~105µm、幅9~10µm)の長六角形~線形、薄壁。葉翼の細胞は長さ18~30μmの方形~矩形,、ときに厚壁。蒴柄は長さ2~3㎝(China
Moss : 1~2㎝)、平滑。蒴は傾き、非相称で、口環があり、蓋には短い嘴がある。蒴歯は2列、完全。シリア2本。胞子は直径10~18µm(China
Moss :胞子は見られない)。n=10
ヒツジゴケは枝葉が茎葉と大きさもあまり違わない。中肋が葉長の約1/2。蒴柄が長さ1~1.5㎝、平滑。
コマノヒツジゴケは枝葉が茎葉と大きさもあまり違わず、葉縁がほぼ全縁。蒴柄の全面にパピラがあり、蒴帽に長毛がある。