ナガハシゴケ  長嘴蘚
[中国名] 矮锦藓 ai jin xian
[学名] Sematophyllum subhumile (Mull. Hal.) M.Fleisch.
ナガハシゴケ科  Sematophyllaceae ナガハシゴケ属
三河の植物観察
ナガハシゴケの蒴
ナガハシゴケの葉
ナガハシゴケの葉基部
ナガハシゴケの葉身細胞
ナガハシゴケ
ナガハシゴケ葉
ナガハシゴケ葉先
 樹幹に小さな塊になってつき、黄緑色~褐色にない、光沢があり、小さい。茎は這い、不規則に羽状に分枝する。枝は葉を含めて幅約1㎜と細い。葉は乾いても縮んだり、強く接することはない。枝葉は全縁、長さ1~1.5㎜の狭卵形~披針形、先はしだいに細くなって尖る。中肋を欠く。中部の葉身細胞は長さ55~70μmの線形、平滑。上部の細胞は細く、長さ25~55μm、幅3~5μm。葉基部の細胞は黄色、厚壁。翼部の細胞は大きな惰円形、薄壁。雌雄同株(異苞)。蒴柄は長さ3~10㎜、平滑、気孔がある。蒴は相称、傾いてつく。口環はない。蓋は長い嘴がある。蒴帽は僧帽形。蒴歯は2列、内蒴歯の間毛がよく発達する。
[分類] 蘚類
[草丈] 0.5~1㎝(長さ)
[生育場所] 樹幹
[分布] 在来種  本州、四国、九州、沖縄、中国、インド、ネパール、ミャンマー、タイ、インドネシア
[撮影] 幸田町   10.4.1
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