植物体は中形、高さ2~4㎝、上部は緑色~黄緑色、下部は褐色~暗褐色。茎は直立し、少数、分枝する。葉は長さ4~6㎜の線状披針形、下部が卵形~長楕円形に幅が広くなる、葉先は鋭頭、乾くと強く巻縮する。葉の上部に多細胞の大きな鋸歯がある。中肋は太く、葉先端の下で終わる。葉身細胞は丸みのある方形~矩形、厚壁、平滑。葉基部の細胞は大きく、長い矩形、薄壁となる。雌雄同株。帽は蒴の中ほどまでを覆う。蒴柄は1~2本出て、黄色、下部が赤色を帯び、長さ(3)4~6(7)㎜。蒴は直立し、長さ1.5~2㎜。蒴歯は赤褐色。基部近くまで2裂。蒴帽は蒴の半分まで覆い、縦ひだがある。n=13
シナチヂレゴケは大きく、蒴柄が黄色で、長さが7~12㎜と長い。
ハチジレゴケは葉先が鈍頭、蒴柄が1~3本出て、長さ2~3㎜と短い。
ヒダゴケや
チヂレゴケは葉が全縁で、帽が蒴の基部まで覆う。