ミズゼニゴケモドキ  水銭苔擬
[学名] Aneura maxima (Schiffn.) Steph.
スジゴケ科  Aneuraceae ミドリゼニゴケ属
三河の植物観察
ミズゼニゴケモドキの葉状体
ミズゼニゴケモドキ葉縁
ミズゼニゴケモドキ葉縁の細胞
ミズゼニゴケモドキ仮根
ミズゼニゴケモドキ
ミズゼニゴケモドキ葉状体細胞
 葉状体は長さ2~5㎝、不規則に分枝し、主軸と枝の幅に差があまりなく、透明感があり、緑色、幅が2~10㎜と広く、薄く、縁が波打ち、中肋部は不明瞭。仮根は腹面の中央部に密生する。 葉状体の単細胞の厚さの翼部は幅5細胞以上あり、波打つ。葉身細胞は長さ約90µm、幅約40µm程度の六角形、油体は微粒の集合。雌雄異株。造卵器は側枝上に不規則に並び、裸出し、包膜はなく、シュートカリプタラ(shoot calyptra=胞子体を包む袋)が発達する。造精器腔は短側枝の背面に2~3列に並ぶ。無性芽はつくらない。n=10
 同属のミドリゼニゴケは葉状体が黄緑色、不透明で、単細胞の翼部の幅は2~4細胞。
[分類] 苔類
[草丈] 2~5㎝(長さ)
[生育場所] 渓流、湿地の水辺や水流内
[分布] 在来種  本州、四国、九州、東アジア~東南アジア、ヒマラヤ、北アメリカ
[撮影] 豊橋市   05.2.5
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