コウヤノマンネングサ  高野の万年草
[中国名] 东亚万年藓 dong ya wan nian xian
[学名] Climacium japonicum Lindb.
コウヤノマンネングサ科  Climaciaceae コウヤノマンネングサ属
三河の植物観察
コウヤノマンネングサの枝
コウヤノマンネングサの葉先
コウヤノマンネングサの葉基部
コウヤノマンネングサの仮根
コウヤノマンネングサ
コウヤノマンネングサの枝葉
コウヤノマンネングサの葉身細胞
 大形で非常に美しい。和名の由来は高野山から。
 一次茎は地中を這い、小さな鱗片状の葉と長い赤褐色の仮根を密につける。二次茎を地上に出し、高さ5~10㎝、多くの枝をつけ、樹状になる。枝葉は長さ2.5㎜以下の長三角形~披針形。葉の基部には縦のしわがある。葉縁には歯があり、葉先の歯は大きく、鋭い。中肋は葉先近くに達し、背面に歯がある。葉身細胞は長さ35~50µmの狭菱形~線形。細胞壁はやや厚い。蒴がつくのは稀。蒴柄は長さ2~3㎝(Cina Moss:3~4㎝)、赤褐色。蒴は円筒形、相称、やや傾く。外蒴歯は上半部にパピラがあり、下半部は平滑。胞子は直径13~16.µm。n=11
[分類] 蘚類
[草丈] 5~10㎝
[生育場所] 山地の湿った地上
[分布] 在来種  北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア
[撮影] 稲武町   04.9.24
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