腹面から鞭枝を出すムチゴケ属でもっとも普通に見られる。植物体は長さ1～5㎝、葉を含めて幅2～3㎜、茎は二叉状に分枝し、葉は重なり合って、扁平に密につき、腹面から鞭枝を出す。葉は長さ1～1.7㎜、幅0.6～1㎜の舌形で、葉先に歯が3個ある。腹葉は長さ0.35～0.4㎜、幅0.3～0.35㎜、 先端が全縁～波状縁、透明で、乾くと白く見える。葉身細胞は長さ20～35μm、幅15～20μm、平滑、トリゴンはやや小さい。油体は4～9個。雌雄異株。n=9
　ムチゴケは全体に大きく、腹葉の先端部が重鋸歯状縁。