和名の由来は株立ちが女性的で美しく小野の小町にたとえたもの。 地下茎は匍匐し、茎は長さ2~3㎝、葉を含めた幅3~5㎜、分枝して斜上する。仮根はなく、単細胞の粘液毛があり、無性芽もない。葉は茎に対して2列の側葉と1列の背葉の3列につく。側葉は長さ1~3㎜の円形~惰円形、全縁。背葉は側葉より明瞭に小さい。粘液毛が葉縁にもある。葉身細胞は四角形~六角形、トリゴンはなく、薄壁。油体は微粒の集合した米粒形、20~40個。雌雄異株。造卵器は茎に頂生し、シュートカリプトラ(shoot
calyptra=胞子体を包む袋)をもつ。蒴は長楕円体。造精器は茎に頂生し、花盤状になり、3個の葉が三角形に取り囲む。n=9
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