和名の由来は蒴柄が金の糸のように細く、長いことから。北半球に広く分布する。
植物体は高さ5~10㎜、緑色~黄緑色。茎は分枝せず、直立する。葉は長さ4~7.5㎜の曲がった披針形、基部が卵形で、先が針状に長く伸びる。中肋は基部では幅が広く、葉の中間より上ではほとんど中肋だけとなり、縁に歯がある。葉身細胞は上部では狭い長方形、下部では短く、縁部では長さ26~40µm、幅5~6µm、矩形、平滑、薄壁。中肋の近くの葉身細胞は長さ26~50µm、幅10~15µmと幅が広い。.蒴柄は長さ2~4(5)㎝、黄色、基部が赤褐色になることもある。蒴は黄色~黄褐色、古くなると赤褐色、長さ2~4㎜の
円筒形、傾いてつき、基部がやや膨らむ。蓋は長い円錐形。胞子は直径16~25(30)µm、黄褐色~褐色、パピラがある。
|