ヒメトサカゴケ  姫鶏冠苔
[中国名] 芽胞裂萼苔 ya bao lie e tai
[学名] Chiloscyphus minor (Nees)J.J.Engel et R.M.Schust.
ウロコゴケ科  Geocalycaceae  フジウロコゴケ属
三河の植物観察
ヒメトサカゴケの葉拡大
ヒメトサカゴケの腹葉
ヒメトサカゴケの葉細胞
ヒメトサカゴケ
ヒメトサカゴケ葉
 よくみられるコケだが、小さいために見過ごしやすい。茎は主に側面から分枝し、仮根は腹葉基部から出る。葉は長さ約1mmの矩形~卵形。葉先は浅く2裂する。腹葉は幅が茎径の1.7倍以上あり、深く2裂する。葉身細胞は長さ20~40μmの六角形(まれに5、7角形)、薄壁、トリゴンが小さい。雌雄異株。花被は三角柱状。無性芽をよくつけ、多いときは葉の全周が無性芽で被われる。n=9
 トサカゴケは良く似ているが、無性芽をつけない。雌雄同株。n=9
[分類] 苔類
[草丈] 1~2㎝(長さ)
[生育場所] 倒木、樹の根元、岩上
[分布] 在来種  日本全土、北半球の冷温帯に広く分布
[撮影] 幸田町  10.10.7
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