ヒジキゴケ  
[中国名] 虎尾藓 hu wei xian
[英名] ciliate hedwigia moss, fringed hoar-moss
[学名] Hedwigia ciliata (Hedw.) P.Beauv.
ヒジキゴケ科  Hedwigiaceae ヒジキゴケ属
三河の植物観察
ヒジキゴケの乾いた状態
ヒジキゴケの湿った状態
ヒジキゴケの葉先
ヒジキゴケの葉基部
ヒジキゴケ
ヒジキゴケ葉
ヒジキゴケ葉身細胞
 湿った状態では緑褐色であり、乾くと葉が茎に密着して、葉先の透明尖が目立ち、しっかり乾くと白緑色になる。密にマットを作る。一次茎は這い、二次茎は直立又は斜状し、不規則に分枝し、枝は3~5㎝。葉は長さ1.3~2.3㎜の卵形、葉身が凹み、葉先には短い透明尖がある。葉縁は全縁、狭く反曲する。中肋はない。葉身細胞は長さ8~18µm、幅約8µmの丸みを帯びた方形~惰円形、厚角、両面に2~数個のパピラがある。葉基部の細胞は長く、特に中心に近い細胞は長く線形。雌雄同株。雌苞葉は大きく、透明尖も長く、葉先に多数の長毛がある。蒴は短枝につき、蒴柄は短い。蒴は倒卵形~球形。口環はない。蒴歯はない。胞子は直径18~25(China Moss:20~30)µm、細かいパピラがある。n=11
[分類] 蘚類
[草丈] 4~5㎝
[生育場所] 岩上、石垣上
[分布] 在来種  北海道、本州、四国、九州、世界に広く分布
[撮影] 豊橋市   10.10.22
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